特定非営利法人東京都港区中小企業経営支援協会NPOみなと経営支援


●2013年3月「趣味を仕事にしている人」

●2013年3月「趣味を仕事にしている人」

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2013年 3月 「趣味を仕事にしている人」
中小企業診断士:鶴見 麻衣
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最近、オタクやマニアと呼ばれる人達が増えていて、SNSなどを通じてオタクの活動をしています。見た目は普通の人でも、実は隠れオタクである場合もあります。私の身近にもアイドルオタクがおり、その人が単にオタクでいるだけではなく仕事にまでつなげていった軌跡を紹介したいと思います。

1.オタク活動に参加

私の知り合いの男性はアイドルのオタクで、東京や横浜だけではなく、仙台や長崎など日本全国のライブに行き、さらにフランスのライブにも行きました。ライブは2日間ある場合、2日とも行きます。また、好きなアイドルが始発の新幹線に乗るという情報を聞きつけ、同じ始発の新幹線に乗ったこともあります。

アイドルのTシャツは10枚以上、法被、ポンチョ、タオル、ペンライト、うちわ、シールなど、グッツを山のように買い込んでいます。CDは握手券が入っていることがあるので、同じCDを50枚買うこともありました。

2.twitterでオタク仲間と交流

彼はtwitterをやっていて1日50〜100ツイート以上します。アカウントはアイドルオタク専用で、内容はアイドルのことをひたすらつぶやいているだけです。このtwitterで、同じようなアイドルオタクの人達とつながり、相互フォーロー後リツイートやリプライをして交流は図っています。

実はオタク仲間には経営者など比較的富裕層が多く、twitterで人脈を広げています。

3.家族の理解

アイドルオタクが男性の場合、奥さんや彼女からオタク活動を禁止されることがよくあります。オタク活動やCDを買ったことがばれると、奥さんに激怒されCDを割られたりすることがあるそうです。しかし、彼の場合オタク活動について奥さんの理解があり、自由にCDやグッツを買い、休日もアイドルのライブに出かけています。

4.会社ではアイドルの専門家

このように、アイドルオタクの活動を好き放題やっていくと、会社でもアイドルに詳しいという評判になり、アイドルのことなら彼に聞けば間違いないというくらいまでになりました。

幸い彼の会社は広告代理店なので、アイドルの知識と情熱が活かせる会社でもありました。すると、アイドルを使った広告について、彼に問い合わせや仕事の依頼が入ってくるようになったのです。
アイドルがきっかけとなり、某セレクトショップの社長や出版社の社長、テレビ局のプロデュサーと親しくなり、さらにアイドルのPV撮影や、アイドルの曲の歌詞作成に関わるまでになりました。

5.雑誌の連載へ

某出版社で新しい雑誌を創刊することになったところ、出版社の社長と親しくなっていたため、アイドルビジネスについての執筆依頼がきて連載が始まりました。この連載が始まると、雑誌内の記事の人気ランキングで1位となりページ数が増加しています。

6.新事業立上げへ

彼は日本のアイドルの素晴らしさを世界へ広めようと考えるようになりました。日本のアイドルのことを英語で世界へ発信するFacebookページを、会社のアイドルオタク仲間と立上げ、現在63,000いいね!を超えています。このページにいいね!を押しているのは99%以上外国人で、海外での知名度を高めています。

今後はこのfacebookページの日本人への知名度を高めることが課題となっているそうで、意欲を高めています。

この事例で伝えたかったことは、趣味や好きなことを公言し家族の理解も得て活動を極めると、その関係の人脈も広がり、仕事につながるということです。

趣味を仕事にしてはいけないということも聞きますが、高校生の頃から憧れていたアイドルと仕事ができている彼は幸せそうです。

新しい事業の立上げや起業においても、まず好きなことでなければ情熱が続かないと思われます。自分の好きなことや趣味で事業を興すことも、一つの手なのではないでしょうか。

中小企業診断士:鶴見 麻衣
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