特定非営利法人東京都港区中小企業経営支援協会NPOみなと経営支援


●2010年 12月 インターネットによる古書籍購入メリット

●2010年 12月 インターネットによる古書籍購入メリット

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2010年12月 「インターネットによる古書籍購入メリット」

中小企業診断士 福島 一公(かずまさ)

メールはikkou@d7.dion.ne.jp
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最近中古の書籍をインターネットで購入することが多くなってきた。中古のもので外見が少々悪くても、ほとんど中身に問題がないからである。

インターネットで中古の書籍を購入するメリットには次のようなものが挙げられるだろう。
@ 割安であること(新品でも割引で買える場合がある)
A 中古品であっても新品とあまり品質に差がないこと
B 24時間居ながらにして目的のものを購入できること
C 迅速に手に入れることができること
D 決済が簡単であること 
E 大量であっても安価に配送され、運ぶ手間が省けること
F ポイント制度をうまく活用すれば、さらにお得であること

読みたいと思う新刊が発刊されて半年もするともうアマゾンやブックオフで、中古書籍として割安に入手することができる。読みたかった書籍が少し我慢すれば割安に購入できるのである。既発刊の書籍であれば、ものにもよるが大体定価の8割以下で価格設定されている。そして、アマゾンやブックオフのインターネットサイトで本を注文すると、注文して3日もあればもう手元に届いている。

商品についてはほとんど問題がないといってよい。それは、次のようなシステムで品質が担保されているからである。買い手は商品の売り手の配送の形態も含めたサービスに対して、5段階で評価をしそれが登録される。評価が低い売り手は問題ありとされていくら安い値段で商品やサービスを提供しても市場で相手にされない。QCDが厳しく問われる市場なのである。

また、買い手も売り手側から評価をされるので、代金決済は迅速に行わなければならない。決済方法は、クレジットなどいくつかの選択肢があり、簡便である。

さらに、クレームをつける時も、紳士的に行わなければならないことになっている。でなければ、クレーマーとして市場から締め出されてしまうからである。

実際、あまりないことだがこういうことがあった。私が売りに出ている中古の書籍を注文した時のことである。その書籍の状態についてのコメントが「少し使用感があるが、中身には問題がない。」とのことであったので、注文したら、数十か所鉛筆や黄色いマーカーで下線が引いてあったのだ。その点で、余りにもイメージのギャップが激しかったので、メールでクレームをしたところ、「お詫びに全て返金します。」とのことであった。

こちらは値引きぐらいしてくれればいいかという位の気持であったが、返金してくれるということで、この中古書籍市場のサービスや評判の維持といったものの持つ厳しさを垣間見た気がしたものである。返金してくれるのだから、こちらとしては受け取った書籍を返却すべきだが、確認したところ、売り手も返してもらっても商品性がないと判断したのか、その書籍は「返却しなくてもよい」とのことで、私は売り手に申し訳ない気持ちとなるとともに、正直なところ少し得をした気分になったものである。

アマゾンやブックオフのネットショップは、わざわざ古本屋をはしごするよりもよっぽど早く目的物に到達できる。検索機能を使えば、以前買おうと思っていて買いそびれていた書籍を見つけることも可能である。また、アマゾンでもブックオフでも、一度ショップで書籍を購入したり、検索したりすると、「この書籍を購入された方はこんな本も購入されています。」とか、「こんな本を見ていらっしゃいます」などという顧客の購入傾向を自動的に分析して、ついで買いを促進する機能を持たせている。このような点も、使い方によってはありがたいサービスである。

さらに、アマゾンでもブックオフでも商品ごとにポイントがつくことがある。そのポイントを集めることで、次の商品を買ったりサービスを受けたりすることができる。これは言ってみればスーパーなどのポイント制度と同じで、顧客のリピートを促す効果を狙っているのだと思うが、私自身は今のところこのサービスには余り魅力を感じていない。購入する書籍類にはほとんどポイントが付かないからである。

配送料もアマゾンの場合はアマゾンマーケットプレイス(そういうカテゴリーがある)で売り手が直接配送する場合は300円(税込)その場合以外でアマゾンが直接配送する場合は原則配送無料である。ブックオフの場合は、一回の注文の代金の額が1,500円以上となると送料が売り手負担となるので、実際に購入する場合は、送料込みでどちらが有利になるかを考慮することになる。

面白いことに、新品の書籍が販売中なのに、コレクターのためのカテゴリー(コレクター商品)があり、そこでの価格表示はなぜかプレミアムがついたりしていることがある。なぜそうなのか、今のところ謎である。また、絶版になっていたりすると、プレミアムがついて価格が提示されていることがあり、先輩諸兄の中で捨てようと考えられている書籍がある場合、念のためにアマゾンやブックオフでの価格をチェックすることをお勧めしたい。
大量に処分したい場合は出張してきて評価してくれるサービスもあるので、これも利用してみる価値はあると思う。

古本屋には、古書籍商組合でのオークションがあるが、大資本がその市場に入ってくると中小資本はひとたまりもないので、ブックオフのような大資本は、そのオークションに参加する資格が与えられていないとのことである。そのため、ブックオフが常に書籍の買い取りサービスを訴えているのも、仕入を確保するためと知れるのである。

買い取り価格は、経済、経営関連に限らず中身の固いものはほとんどキロいくらの世界であり、コミックや写真集のようなものには比較的良い値段が付くようである。この辺りは需要と供給の関係で決まるということで、納得できる部分であろう。業者もいつ売れるか分からない本を抱えておくことは運転資金を必要とし、経営の悪化につながるからだ。ただし、インターネットショップに出品しておけば、ロングテール効果が働き、多少は在庫もはけるということはあろう。このあたりはやはりプロとしての目利きが必要とされるところであろう。

何冊も参考文献を読まなければならない私たち中小企業診断士としては、少しでも迅速かつ安く良い書籍(情報)を得るために、このようなインターネットショッピングを利用するのも一報ではなかろうか。

中小企業診断士 福島 一公(かずまさ)

メールはikkou@d7.dion.ne.jp
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